2023年07月03日
レゾナック本社移転、新趣向のオフィス環境
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:レゾナック・ホールディングス

 レゾナックHDは、3日から本社オフィスを東京都港区の東京汐留ビルディングに移転し業務を開始した。同社は 今年1月に昭和電工と昭和電工マテリアルズグループが統合して発足したが、これまで本社機能は2拠点に分かれたままだった。今回の移転で本社機能が1つにまとまり、統合シナジーが発揮できるようになった。広さは10,132 平方メートル( 3,065坪 3フロア合計 )

 同社は移転を機に「出社したくなるオフィス」をテーマにオフィスの環境づくりを検討してきた。選抜された 30 代の若手リーダー層がこのプロジェクトを担当し、新しい出会いや発想が生まれる空間とは何かを議論してきた。

■新オフィスの特長
▽目的に応じて選択できるワーキングエリア
 新本社では、従業員が自分の目的に合った場所を選択して働けるよう、「執務エリア」「集中エリア」のほか「ビューイング」「リフレッシュ」「ミーティング」「カフェエリア」の6つのエリアにわかれている。
 エリアによって室内の雰囲気を変えた。例えば、「リフレッシュエリア」は、最も窓からの眺望の良い場所に配置し、従業員が心身ともに健康であるためにリラックスできるスペースとした。床には芝生をイメージしたカーペットを敷き、バランスボールやキャンプテイストの椅子などを揃えた。また、気軽に雑談ができるよう「カフェエリア」を設けた。
▽「出社したくなる」オフィスの提案
 本社オフィスのメインコンセプトを「COCOCHI 働き心地のいい空間」と、4 つのサブコンセプト「Healthy」「Active」「Flexible」「Borderless」で構成。在宅勤務と出社勤務のそれぞれが業務に没頭できる環境を揃えた。大型モニターのある席や、集中できる個別空間を数多く用意した。防音性能なども持たせた。一方で、協働作業がしやすい大きなテーブル席や、開放的な雰囲気で話し合いができるファミレス席も用意した。

ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1688355926.pdf