2023年08月02日

東北大とブリヂストン、ゴムの基盤技術 共同研究

【カテゴリー】：新製品/新技術 【関連企業・団体】：ブリヂストン

ブリヂストンは2日、東北大学と共同でゴムのシミュレーション基盤技術に関する共同研究を開始したと発表した。 　東北大ソフトマテリアル研究拠点が開発した計測科学と計算科学に、ブリヂストンの知見を組み合わせることで、ゴムの分子・原子レベルでの計測と、物性の計算（シミュレーション）技術の向上を目指すもので、これにより、高レベルな解析を可能とする材料シミュレーション基盤技術を構築する。データドリブンにより革新的な材料開発を実現する。 　東北大は2020年8月に、ソフトマテリアルの社会実装の加速・拡大に資するため、企業との産学連携を目指し、ソフトマテリアル研究拠点を設立した。拠点ではマルチモーダルな計測ネットワークを構築し、得られた計測データに基づき、AI 技術、計算（シミュレーション）技術を用いたソフトマテリアルの機能予測を分子単位から高次構造までのマルチスケールの視点で行う。計測科学と計算科学の融合をはかることで企業ニーズに応えるワンストップソリューションの提供を目指す。 　 ＜用語の解説＞ 　◆データドリブン ：行動や意思決定をデータの分析結果に基づいて行うようにすること。 　◆マルチモーダル ：現象を電子顕微鏡や放射光などで得られる複数視点の情報で扱うこと。 　 ニュースリリース参照 https://www.bridgestone.co.jp/corporate/news/2023080201.html