2023年08月03日
住友ゴム・電工など3社、米社と廃棄物バイオ処理
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:住友ゴム

 住友ゴム工業は3日、住友理工、住友電気工業との3社で、サーキュラーエコノミーの実現に向けたリサイクル技術の開発に取り組むと発表した。

 2022年11月に住友理工は、炭素回収・変換技術を有する米国のバイオ技術会社 LanzaTech Global, Inc.(ランザテック社、米国イリノイ州)と共同開発契約を締結した。今回この共同開発に住友ゴムと住友電工が参画することにした。
 
 3社は協業してランザテック社との開発に取り組むことで、ゴム・樹脂・ウレタン・金属などの廃棄物のサーキュラーエコノミー(循環経済)への移行に向けた新たな技術を確立する。
 ランザテック社は「微生物による生合成技術」を活用して、タイヤなどの廃棄物をガス化・ガス精製した後、微生物による生合成反応を経て、新たにゴム原料となるイソプレンを生産する技術の確立を目指している。
 
 住友ゴムは独自の循環型ビジネス構想「TOWANOWA」を通じて目指すカーボンニュートラルやサーキュラーエコノミーなどサステナブルな社会の実現に向けた取り組みを加速させる。