2023年08月14日
ENEOS・サントリーなど、使用済みPETボトル再生へ
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:ENEOS

 三菱商事はサントリーホールディングス、ENEOS両社と共同で、使用済み食用油などのペットボトルのサプライチェーン構築で合意したと発表した。

 NESTE コーポレーションが製造するバイオナフサを原料に以下のとおり構築する。
(1)NESTEが使用済み食用油などのバイオマス資源からバイオナフサを製造する。
(2)ENEOSが水島製油所で、バイオナフサから製造した原料からバイオパラキシレン(PX)を製造する(マスバランス方式を活用)
(3)ENEOSはバイオPXを原料にバイオ高純度テレフタル酸(PTA)、バイオペットボトル用樹脂(PET樹脂)を製造する。
(4)サントリーはバイオPET樹脂を活用し、サステナブルペットボトルとして自社製品に使用する。
 三菱商事は、サプライチェーン全体のマネジメントを担う。

 バイオナフサ由来のバイオPXを使用したサステナブルペットボトルの製造は、商業規模では世界初の取り組みとなる。バイオPXの生産量は、2023年中にペットボトル約3500万本に相当する量となる。
 サントリーは2024年からペットボトル原料として活用していく予定だ。