2023年08月22日
丸紅、ペルーでメタン製造「メタネーション」展開
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:丸紅

 丸紅は22日、同社が出資参画する液化天然ガス事業の合弁会社であるPERU LNG S.R.L(PERU LNG)および大阪ガスとともに、ペルー共和国で、グリーン水素と二酸化炭素(CO2)を原料としてe-メタンを製造する「メタネーション事業」の詳細検討(Pre-FEED)を開始する共同調査契約を締結したと発表した。

 e-メタンは、都市ガスと同様の成分であることから、都市ガス導管等の既存のインフラや設備を利用できるため、ガスの脱炭素化の担い手として大きな潜在性を有している。日本政府が2021年10月に発表した第6次エネルギー基本計画においては、ガスのカーボンニュートラル化を図るため、既存インフラへのe-メタン注入目標(2030年に1%、2050年に90%)が掲げられている。

 丸紅、PERU LNGおよび大阪ガスの3者は、2022年7月からメタネーション事業の初期検討を実施してきた。初期検討では、年間約6万トンのe-メタンを製造するために必要な再生可能エネルギーと、CO2の調達可能性を調査するとともに、事業性を検討した。その結果、太陽光・風力・水力を中心としたペルーの豊富な再生可能エネルギーと、プロジェクトサイトとなるPERU LNGの液化基地から回収するCO2を原料として、価格競争力のあるe-メタンを製造できる可能性があることを確認した。

 次の段階となるPre-FEEDでは、原料調達の条件協議やプラントの仕様検討、詳細な事業性の算定を行う。
 2025年に投資意思決定を行い、2030年にはe-メタンの製造・販売を開始することを目指す。