2023年09月07日
東レ、使い切り防護服「リブモア」シリーズ 年内発売
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:東レ

 東レは7日、販売中の使い切り防護服「リブモア」シリーズに2品目を追加したと発表した。1つは油の浸透抑制と通気性を両立した耐水・耐油タイプ 「リブモア4300AS」、もう1つは化学防護服タイプのベーシックモデル「リブモア1000AS」で、この2アイテムを加えラインナップの充実を図った。今年内の販売開始を予定しており、2023年度に年間5万着、2025年度には同50万着の販売を目ざす。販売価格はオープン。
 
■耐水・耐油タイプ「リブモア4300AS」
 前面に、スパンボンドにフィルムを積層したSF不織布を使用することで、油の浸透抑制機能を持たせた。フードと背面上部には耐水性と粉じん防護性、通気性に優れた「リブモア4000AS」にも用いているSMS不織布を使用している。これら2素材を組み合わせた仕様は、製鉄メーカーなどでの試着結果を踏まえており、油汚れが付着しにくい箇所に通気性不織布を配置することで油汚れ防止と通気性確保という相反する機能の両立を実現した。油汚れの多い製造業、メンテナンス業、塗装業等での使用に適している。
 
■化学防護服タイプ 「リブモア1000AS」
 JIS対応の化学防護服タイプ「リブモア1000AS」は、「日本の酷暑と作業環境」を考慮し、作業員が快適に安心して働ける防護服という設計思想のもとで開発した。着用快適性を低価格で実現したベーシックモデル。
 「JIS T 8115化学防護服タイプ5」(浮遊固体粉じん防護用密閉服)、「JIS T 8115化学防護服タイプ6」(ミスト防護用密閉服)に適合、適度な通気性と耐水性を持ち合わせ、帯電防止加工を施した。
 
ニュースリリース
https://www.toray.co.jp/news/details/20230906144215.html