2023年09月14日

レゾナック・岐阜大など、アンモニア・水素利用協働

【カテゴリー】：行政/団体 【関連企業・団体】：レゾナック

岐阜大学、三菱化工機、レゾナックの三者は14日、総合科学技術・イノベーション会議（CSTIによる戦略的イノベーション創造プログラム（SIP）第3期課題「スマートエネルギーマネジメントシステムの構築」の研究開発テーマ「アンモニア・水素利用分散型エネルギーシステム」に参画し、燃焼器用改質器ユニットおよび燃料電池用改質器ユニットの研究開発で協働していくことで一致したと発表した。研究期間は2028年3月までの予定。 　CO2を排出しないアンモニアは早期に社会実装可能な脱炭素エネルギーおよび水素キャリアとして期待されているが、産業・運輸・民生分野でのアンモニア利用はまだ非常に少ない。このため2030年の社会実装を目指す。 ■共同研究の概要と開発の担当 ▽岐阜大学 　代表研究開発機関として、研究開発テーマ全体の管理・運営に加えて、燃料電池用改質器ユニットの開発で以下の2テーマの開発を担う。 ・自己加熱型触媒反応装置の開発 ・水素分離装置・アンモニア除外装置の開発 ▽三菱化工機 ・アンモニア分解触媒の負荷・温度応答 ・触媒反応器の設計・製作・運転制御 ・燃焼器用改質器ユニット実用機の設計・製作・実証試験 ▽レゾナック ・アンモニア分解触媒の開発 ・アンモニア分解触媒の量産化検討 　今後、3者は、燃焼器用改質器ユニットと燃料電池用改質器ユニットの開発において、実証機の設計・製作・運転の実現に向けて協働活動を推進する。 　 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1694654802.pdf