2023年09月19日
出光興産、宗像市で海洋プラごみ回収し生成
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:出光興産

 出光興産は19日、福岡県宗像市大島の世界文化遺産 宗像大社 沖津宮遥拝所周辺の海岸で、ビーチクリーン活動(ごみ拾い)を行い、回収した海洋プラスチックごみから油化した生成油 約15L(A重油相当留分)を宗像市に納入したと発表した。
 
 今回寄贈した油は、農業用ボイラー等の燃料として使用される予定。この取り組みは、プラスチックの資源循環を一層促進する重要性や社会的ニーズの高まりに対応した企業市民活動の一環として実施した。
 
 今回、ビーチクリーン活動で回収したごみからプラスチックを選り分けて油化し、地元に還元する一連の取り組みを、同社グループとして初めて実施した。同社の社員が「宗像地区の沖ノ島や大島の海岸には、海流の影響から多くの海洋ごみが漂着する」という話を聞いたのがきっかけ。この日は、出光グループの社員や家族のほか、取引先、同市の職員ら計65人が集まり、海岸に漂着した漁具やペットボトルなどの海洋ごみ約100kgを拾い集めた。