2023年09月21日
東北大「水の流れをリアルタイムに計算、再現」
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 東北大学 電気通信研究所のグループは20日、目前の水の流れを観測、計算してリアルタイムにバーチャル世界に再現する手法を開発したと発表した。
 
 実観測データを利用できる流体シミュレーションの新方法を開発した。深層強化学習で、少数の限られた観測データをもとに液体全体の動きをリアルタイムで計算して再現することができる。
 
 これにより、目前の水の動きを「かき混ぜる」などをしても、正確にリアルタイムに再現できる。今後は、防災(治水)や建設工事などに生かしていく方針だ。

 なお、液体の動きのリアルタイム計測には、電気通信研究所で2020年に開発した「磁気式3次元モーションキャプチャの新方式」を利用した。

 同研究成果は、米国計算機学会の科学誌「ACM Transactions on Graphics」オンライン版(9月17日)に掲載された。

(詳細)
https://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv-press20230920_01web_flow.pdf