2023年10月10日
デンカ、タイにアセチレンブラック合弁会社
【カテゴリー】:行政/団体
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 デンカは10日、タイ・マプタプットにアセチレンブラック生産工場を建設するため、サイアムセメントの子会社であるるSCG Chemicals 社と合弁会社「 Denka SCGC Advanced Materials 」を設立することで一致したと発表した。
 
 新会社は、社名が Denka SCGC Advanced Materials Co., Ltdで、資本金200百万USドル。
 出資会社および資本構成は、デンカ 25%、Denka Chemicals Holdings Asia Pacific 社 35%、SCG Chemicals Public Company Limited 40%となる。2023年中にも設立予定だ。
 
 アセチレンブラックはカーボンブラックの一種で、デンカは現在、独自の熱分解合成技術により国内外3拠点で事業展開している。金属、硫黄等の不純物が極めて少ない純度の高さや優れた導電性を有するなどの特長を持っている。xEV のリチウムイオンバッテリー、洋上風力発電の高圧送電線ケーブル用途で使用され、今後も同用途での需要の伸長が見込まれている。
 
 このため新会社、は400百万USドルを投じ、年産11,000トンの生産設備をラヨン県マプタプットに建設する。完工は2026年上期、稼働開始は26年下期の予定。
 
ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1696917548.pdf