2023年10月17日
9月のPS生産53.7千トン 前年比123%と急上昇
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:日本スチレン工業会

 日本スチレン工業会は17日、9月のポリスチレン(PS)とスチレンモノマー(SM)の生産・出荷実績を発表した。PSの生産は53.7千トンで前年比123%と今年初の前年比プラスと急上昇したが需要は国内、輸出とも年初以来の前年比減を継続した。

■ポリスチレン(PS)
 9月の生産は53.7千トン(前年比123%)だった。内需47.2千トン(90%)、輸出2.2千トン(67%)で、出荷計は49.4千トン(88%)だった。内需の用途別内訳は電機・工業用4.2千トン(79%)、包装用22.2千トン(92%)、雑貨・産業用6.0千トン(81%)、FS用14.8千トン(93%)。月末在庫47.2千トン(90%)で在庫月数は0.3カ月となった。
 
■スチレンモノマー(SM)
 9月の生産は129.6千トン(126%)。内需110.3千トン(119%)、輸出は33.0千トン(1154%)と大幅増加した。出荷計143.3千トン(150%)、月末在庫は44.7千トン(59%)だった。主力のPS向けは54.1千トン(131%)と回復、ABS樹脂22.0千トン(137%)、不飽和ポリエステル向けは2.3千トン(93%)、合成ゴム7.5千トン(71%)だった。

ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1697525632.pdf