2023年10月18日
三菱商事、豪クイーンズランド州の一部炭鉱売却
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三菱商事

 三菱商事は18日、豪州クイーンズランド州にある100%子会社の三菱デベロップメント社(MDP社)を通じ、資源メジャーのBHP社と共同で、BMA(BHP Mitsubishi Alliance)原料炭事業を展開中だが、MDP社とBHP社が、BMA原料炭事業を通じてそれぞれ50%の権益を保有するブラックウォーター炭鉱、及びド-ニア炭鉱の全権益を、豪州のホワイトヘイブン社(Whitehaven Coal Ltd)に共同で売却することに合意したと発表した。
 
 同売却に伴い、MDP社とBHP社は、権益対価として合わせて32億米ドル(21億米ドルを売却完了時、11億米ドルを3年間の延払い)に加え、将来の原料炭価格に応じて最大9億米ドルを売却完了後3年間にわたり受領(最大受領額は41億米ドル)する。

 ホワイトヘイブン社は豪州の有力な石炭専業会社で、同国ニューサウスウェールズ州に4つの一般炭及び原料炭炭鉱を保有しており、安定した操業実績がある。クイーンズランド州にも未開発の原料炭鉱区を保有している。