2023年11月14日
ポリプラ、POM成形品のくぼみ予測可能に
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:ポリプラスチックス

 ポリプラスチックスは14日、ポリアセタール樹脂「DURACON POM」製射出成形品に発生するヒケをCAE解析で予測する技術を開発したと発表した。

 ヒケとは、成型品の表面に生じるくぼみ状の変形のこと。
 今回同社が開発した新技術は、流動解析と構造解析を連成させる事で樹脂固化過程の収縮率や弾性率、圧力の分布を考慮し、ヒケ発生を予測する全く新しい手法。金型を起工する前に高精度にヒケの発生予測ができるため、開発サイクルの短縮、製造開発コストの削減やシミュレーションに要するエネルギー消費量の削減が期待できる。
 
 同下旬を活用して、今後は顧客の製品開発を設計段階からサポートできる。これまで開発を進めてきたボイドおよびヒケ発生予測技術については、繊維配向を考慮した異方性材料への適用を新なソリューション技術として開発展開していく方針だ。