2023年12月21日
出光と東洋製罐、プラ端材を再資源化
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:出光興産

 東洋製罐グループホールディングス(東京都品川区、大塚一男社長)は、出光興産は共同でプラスチック製品の製造工程で発生するプラスチック端材の再資源化(油化ケミカルリサイクル)に向けた実証実験を開始する。

 東洋製罐グループの各工場で発生するプラスチック端材を原料に、出光興産の子会社であるケミカルリサイクル・ジャパン(東京都中央区、岡村仁彦社長)が、油化ケミカルリサイクル技術により生成油を生産する。

 出光はこの生成油を石油化学製品や燃料油の原料として利用可能かを確認するとともに、プラスチック端材の再資源化の可能性を検証する。将来的には、出光の石油精製・石油化学装置を活用し、プラスチック端材由来の生成油を原料とした「リニューアブル化学品」や「リニューアブル燃料油」生産を目指す。