2024年01月25日
ポリスチレン、23年生産564千トン、86%
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:日本スチレン工業会

 日本スチレン工業会は25日、昨年12月のポリスチレン(PS)とスチレンモノマー(SM)の生産・出荷実績を発表した。PSの生産は47.7千トンで前年比109%と2カ月連続の前年比プラス。SMも9月以来の前年比増となった。PSの23年トータル生産量は563.9千トンで前年比14%減、輸出33.5千トンで30%減と落ち込んだ。

■ポリスチレン(PS)
 12月の生産は47.7千トン(前年比109%)、内需は47.7千トン(102%)、輸出2.0千トン(84%)で、出荷計は49.7千トン(103%)だった。内需用途別では電機・工業用が前年比90%となお振るわなかったのの、包装用、雑貨・産業用、FS用はいずれもプラスとなった。
 23年トータル生産量は563.9千トンで前年比86%、内需は555.4千トンで93%、輸出は33.5千トンで70%だった。
■スチレンモノマー(SM)
 12月の生産は129.0千トン(前年比102%)。内需90.5千トン(94%)、輸出は30.0千トン(112%)、出荷計は120.5千トン(91%)だった。主力のPS向けが541.6千トン(88%)と沈み、ABS樹脂向けも195.2千トン(90%)、合成ゴム向けは91.3千トン(76%)と前年水準を割った、不飽和ポリエステル向けは34.2千トン(100%)だった。

ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1706168780.pdf