2024年01月26日
サンバイオ「外傷性脳損傷プログラム」推進
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:サンバイオ

 再生細胞薬の開発、製造を手がけるサンバイオ(本社:東京都中央区、森敬太社長)は25日、先の厚生労働省の審査(1月22日)で製造販売承認が得られなかった「外傷性脳損傷プログラム」について、引き続き3月末までの承認取得をめざして審査対応に取り組むと発表した。
 
 同社は前回申請した「SB623」は、健康成人骨髄液由来の間葉系間質細胞を加工・培養して作製されたヒト(同種)骨髄由来加工間葉系幹細胞(一般名:バンデフィテムセル)で、脳内の損傷した神経組織に同剤を移植すると、損傷した神経細胞が本来持つ再生能力を促し、失われた機能を回復させる効果が期待されている。今後も慢性期外傷性脳損傷および慢性期脳梗塞を含む複数疾患を対象にさらに研究・開発を進めていく方針だ。