2024年05月23日
石化協、4月のエチレン生産、40万トン割れ
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:石油化学工業協会

 石油化学工業協会は23日、24年4月の主要製品の生産実績を発表した。
 エチレンの生産量は前年比▲12.3%(前月比▲2.9)の39万3,900トンと、40万トンの大台を割った。
 定修はENEOS(川崎)と東ソー(四日市)の2社2プラントで前月と変わらず、稼働プラントの実質稼働率は82.4%(前月78.6%、前年同月84.5%)だった。
 誘導品の4月の生産量を前年と比較すると、17品目のうちPPとBRを除く15品目がマイナスと軒並みに前年を割り込んだ。
 
 同協会では、「4月は生産用機械、輸送機械に上昇予測が出ている。生産マインドとしては強気トレンドが優勢だが、前月比で見ると傾向に若干の弱さも見られる」と分析している。
 輸出は原油価格上昇の影響もあり、域内市況にも上昇気配が見られたが、輸出玉は限られており、LDPE,HDPE、PSは前月比マイナスとなった。PPの輸出がわずかながらプラスに転じた。
 
18品目実績
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1716441973.pdf

4樹脂
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1716441973.pdf

MMA
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file3_1716441460.pdf