2024年05月31日
住友化学、海外アルミ精錬2社の株式売却
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:住友化学

 住友化学は31日、同社が保有するニュージーランドのニュージーランド・アルミニウム・スメルター社(同社持分比率20.64%)および豪州ボイン・スメルター社(同2.46%)の全株式を、両合弁事業のパートナーである英豪系資源大手のリオ・ティント社に売却すると発表した。今後、必要な手続きを経て、売却完了の予定だ。

 これら2社の株式保有は、主にアルミニウム地金の輸入、販売のためのものだが、これらの事業は国際アルミ市況の影響を強く受け、同社にとっては損益面でのボラティリティ(価格の変動性)が大きいことなどを踏まえて、売却を決定した。
 住友化学は、2024年度の確実な業績V字回復と、今後の抜本的構造改革に向けた財務体質強化を狙いとした「短期集中業績改善策」を進めており、今回売却は事業ポートフォリオの見直しの一環となる。
 
ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1717119450.pdf