2024年06月03日
積水化、機能性微粒子「アドバンセル」倍増
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:積水化学工業

 積水化学・高機能プラスチックスカンパニー(プレジデント:清水郁輔氏)は3日、子会社の徳山積水工業(本社:山口県周南市)が、輔機能性微粒子(製品名:アドバンセル)の需要が好調なため、約20億円をかけて2025~26年度に生産能力を倍増すると発表した。

 アドバンセルは、熱可塑性ポリマーセル内に低沸点炭化水素を内包した機能性微粒子で、加熱することによってシェルが軟化し、同時に内部の炭化水素が膨張して、中空状のバルーンを形成するため、樹脂(基材)に混練することで、軽量化・柔軟化など、さまざまな特性を実現する。
 
 同カンパニーでは、アドバンセル事業をグローバル展開しており、自動車用シール材、靴底、建材など幅広い用途で使用されている。独自の生産技術によって高発泡倍率と安定した品質を有する。近年は自動車用途での需要が急激に拡大しており、今後も継続的な拡大が見込まれることから、供給体制の強化を図ることにした。
 
ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1717381460.pdf