2024年06月05日
積水化と日立、再生材活用へ新システム構築
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:積水化学工業

 日立ハイテク、日立製作所、積水化学工業の3社は5日、リサイクルプラスチックをはじめとした再生材の活用促進を支援する「再生材マーケットプレイスシステム」のプロトタイプ版を用いた実証実験で本システムの有用性を確認したため、事業化に向けた取り組みを推進すると発表した。

 このシステムは、再生材を原材料として購入したい買い手と、廃材を再生材として循環させたい売り手をつなぐマッチングや、一連の取り引きをオンライン上で実現するというもの。

 日立ハイテクが有するプラスチック材料に関する知見や計測・分析などの技術と、日立のマテリアルズ・インフォマティクス(MI)をはじめ生成AIなどの先進デジタル技術を軸に、両社が連携して新たに開発する。積水化学は、自社の製造工程で発生した廃材を提供する。

 今回、これら一連のプロセスが、滞りなく成立することを検証した。今後3社は、同成果をもとに2025年度事業化をめざし、さらに取り組みを加速し、サーキュラーエコノミーおよび持続可能な社会の実現に貢献する。

ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1717553886.pdf