1999年11月19日
12月のVCM輸出交渉、日本メーカー価格堅持の方針
採算維持、11月に続き輸出削減で対応も
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

 商社筋によると、VCM(塩化ビニルモノマー)の中国向け輸出価格は、季節的な要因から需要が弱含みとなっていることから引き下げ要求が強まっているものの、日本の主要メーカーでは原料高騰もあって現在の価格水準を堅持する方針で、12月分の交渉は一進一退の攻防が続いている。
 11月の中国向けVCM価格はCFR・トン610~620ドルと、年初と比べて4割近く上昇している。当初、11月分の交渉では、中国をはじめとするユーザーが価格引き下げを要求したものの、日本の大手VCMメーカーでは引き下げに応じず、逆に輸出量を削減するなど、強い態度で交渉を進めたことからステイでの決着となっていたもの。
 12月の交渉についても日本メーカーでは引き続き610~620ドルを打ち出しているが、ユーザーでは一段と引き下げ要求を強めており、決着までは一進一退の攻防が続くものと見られている。
 メーカー側では原油高騰により、原料のナフサ価格も高値が続くことが確実としており、EDC(二塩化エチレン)価格も依然として400ドル台前半で推移していることから、現在の価格水準は堅持したいとして、契約が成約しない場合には輸出は行えないとしている。