1999年11月17日
アジアのエチレンのスポット相場一段安
CFRトン当たり550~560ドルに
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

 大手商社数社によると、アジア地域におけるエチレンのスポット相場がここにきてさらに下がってきた。今週明けのトン当たりのCFR平均価格は550~560ドルとなっている。一週間前に比べて50~60ドル安くなっている。最近のピークの9月下旬に対しては170ドル前後の値下がりということになる。
 商社筋の多くは、こうした急速な反落の要因として、マレーシアのタイタンポリエチレンのポリエチレン設備(L-LDPEとHDPEの併産設備、年産20万トン能力)の操業開始の遅れに伴って発生したタイタンペトロケミカルの新エチレンプラント(33万トン能力)の余剰エチレンがアジア市場に流出したこと、在庫の蓄積につとめてきたアジア地域のポリオレフィン・トレーダーの多くが先安感の広がりから発注を手控えて在庫調整に入ったこと、9~10月のオレフィンの急騰を睨んで中東産油国がアジア地域にエチレンの売込みを図ったことーーなどが挙げられるとしている。
 これに並行してプロピレンのスポット相場も軟化を続けており、週明けの平均は470ドルどころとなっている。