| 1999年11月17日 |
| 住友化学、SM第3次値上げ実施決る |
| 22日からキロ10円幅、ナフサ高に対応、逆内外価格差も拡大 |
| 【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:住友化学 |
住友化学工業は、SM(スチレンモノマー)の第3次値上げを実施することに決め、17日ユーザー各社に通告した。今月22日出荷分からキロ10円値上げする。 同社は原料ナフサ価格の高騰から、5月と8月にそれぞれキロ10円の値上げを打ち出し、いずれもほぼ満額で妥結、新価格での取引に入っている。 しかし、ナフサ価格はその後も騰勢を強め、第3四半期(7月~9月)にキロリットル当たり1万7,700円だったものが第4四半期(10月~12月)には1万9,500円となる見通し。一方、SMは海外でも市況が上昇を続け、台湾ではトン当たり730ドルが実勢化するなど、逆内外価格差が拡大している。 このため同社ではコスト高の吸収と、これまで一部にみられた陥没価格修正をかねて、第3次値上げ実施に踏み切った。 |