住友化学工業

CHEMNET TOKYO

2024年12月27日
広島大、心房細動早期発見へ医科歯科連携
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:広島大学

 「心房細動」は脳梗塞、心不全、認知症の原因となり、早期発見、早期治療が重要だが、広島大学医学部はこのほど県歯科医師会と共同で心房細動早期発見のためのプロジェクトを立上げた。歯科医院受診時に心電図を測定し、広島大学病院で循環器専門医が心房細動を判定する仕組みで、県内13歯科医院で実施。

 心房細動の早期発見のためには、できるだけ多く検脈や心電図測定の機会をつくる必要がある。プロジェクトは県内の協力歯科医院受診時に心電図を測定し、広島大学病院で循環器専門医が心房細動を判定する。
 両手を使い、ただ握るだけで心電図が測定できる簡易型心電計のため、脱衣などの必要はなく、歯科診察前に簡単に測定できる。心房細動を見つけるだけではなく、心房細動が疑われた場合は、広島大学病院やかかりつけ医、かかりつけ歯科医が連携して対処する。
 広島大ではこれまで医科と歯科が積極的に連携して、歯周病と全身の病気の関係を解明する研究などを行ってきた。今回プロジェクトにより、心房細動だけでなく心臓病、脳卒中診療にも連携を推進を広げていく方針だ。





トップページ | インタビュー | 取材ノートから |
資料室 | リンク一覧 | 会員サービスお申し込み

Copyright(C)1999- CHEMNET TOKYOCo.,Ltd