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2025年01月07日 |
三菱ケミ、米国MMAモノマープラント新設計画中止 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:三菱ケミカルグループ |
三菱ケミカルグループは7日、連結子会社の三菱ケミカルが進めていた、米国ルイジアナ州ガイスマーにおける 「新エチレン法(アルファ法)」によるMMAモノマープラントの新設検討を中止したと発表した。 MMA(メタクリル酸メチル)モノマーは、自動車のランプカバーや看板、水族館の水槽、塗料、建材などに用いられるアクリル樹脂の原料で、世界需要は年間300万トンを超えており、今後も安定的な成長が見込まれている。このため同社グループは、独自技術の「新エチレン法」により、米国シェールガス由来のエチレンを原料にMMAモノマープラントの建設を計画、現地に建設用地を取得し、フロントエンジニアリング設計や各規制に関する許認可の取得などを進めてきた。 だが、当面の需要に対してはテネシー州などの既存のMMAモノマー製造設備で対応できる見通しにあることや、インフレ等に伴う設備投資額の増大などから、検討を中止することにした。 同投資計画の検討中止に伴い、現在までに発生した本投資関連費用の減損処理等により、2025年3月期第3四半期以降に約 200 億円の損失を計上する見通しだ。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1736208227.pdf |