住友化学工業

CHEMNET TOKYO

2025年01月15日
帝人、うつ病治療用磁気装置 新モデル発売
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:なし

 帝人ファーマは15日、うつ病に対する経頭蓋治療用磁気刺激装置「NeuroStar TMS 治療装置」(ニューロスター)の新モデルを1月27日に発売すると発表した。1回あたりの治療時間を従来モデルの約半分となる最短18分45秒に短縮でき患者のQOL向上に貢献する。
 「ニューロスター」は、米国の医療機器メーカー、 Neuronetics,Inc.( ニューロネティクス、本社:米国ペンシルバニア州 )が開発した治療装置。従来モデルは、頭部に当てる磁気コイルから非侵襲的に「左背外側前頭前野」へ4秒間の磁気刺激を与え、その後26秒間休止するサイクルを約40分間繰り返し、週5回、合計20~30回行うことで、症状を軽減させてきた。
 今回の新装置は治療時間が大幅短縮できる。2008 年に米国でうつ病治療機器として初めてFDAの承認を受けて以来、全世界の約1,100 以上の施設に設置され、約182,000人が治療を受けてきた実績を有する。
  日本では2017年に承認され、2019年に保険適用されて以来、約75施設に設置され、有効性と安全性に関する臨床データを蓄積してきた。同社は既存の抗うつ剤治療で十分な効果が認められないうつ患者に対する治療選択肢の一つとして今後の普及に期待している。





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