2025年01月20日

横浜ゴム、AIでタイヤの空気圧判定、実証開始

【カテゴリー】：新製品/新技術 【関連企業・団体】：横浜ゴム

横浜ゴムは20日、トラック・バス用タイヤの空気圧状態を、AI（人工知能）を使って打音で判定する技術を開発し、実証実験を開始したと発表した。これまでドライバーの経験に依存していたタイヤ空気圧の打音点検にAIを導入することで、判定精度の向上や業務効率化、適切な空気圧管理による燃費向上などにつなげる。 　トラック・バス用タイヤの空気圧の点検は、空気圧ゲージによる計測にコスト面などに課題もあり、依然としてハンマーによる打音点検が主流となっている。だが、打音のみで空気圧が適正かを判断することは熟練のドライバーでも容易ではなく、手軽で正確に判定できる方法が求められていた。 　横浜ゴムはこのほど、（株）METRIKA （本社：東京都渋谷区、小林凌雅代表取締役CEO）と協力して、さまざまな環境音の中からタイヤの打音を識別し、打音がいつからいつまで発生したか（打音区間）を抽出し、抽出された打音に基づいて空気圧を予測する AIアルゴリズムを開発した。現在、専用のアプリケーションを試作し、実証実験中。実現すれば誰でも簡単に高精度な空気圧点検が可能になる。 　 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1737079188.pdf