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2025年01月20日 |
協和キリン、第7回医療研究開発大賞で総理大臣賞 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:協和キリン |
協和キリンは20日、東京理科大学の松島綱治教授、近畿大学の義江修名誉教授とともに「ケモカインの発見に基づくT細胞リンパ腫治療薬の開発」で、第7回日本医療研究開発大賞の最高位となる内閣総理大臣賞を受賞したと発表した。表彰式は1月17日に首相官邸で行われ石破茂首相から授与された。 松島教授は、免疫・炎症反応において生体防御を担う白血球の特定組織への移動を制御するタンパク質ケモカインのプロトタイプを発見した。さらに義江名誉教授との共同研究により、CCケモカイン受容体4(CCR4)が成人T細胞白血病リンパ腫に高発現することを見出し、新規成人T細胞白血病リンパ腫治療薬として抗CCR4抗体モガムリズマブの開発の礎を築いた。 協和キリンは、抗体依存性細胞傷害活性を高める同社独自の「POTELLIGENT R(ポテリジェント)」技術を搭載したモガムリズマブを作製し、名古屋大学 上田龍三特任教授らとともに成人T細胞白血病リンパ腫を対象とした国内臨床試験を行い、日本発・日本初のがん領域での抗体医薬品の開発に成功した。現在モガムリズマブは、T細胞リンパ腫治療薬として58の国と地域で患者の予後改善に貢献している。 ニュースリリース参照 https://www.kyowakirin.co.jp/pressroom/news_releases/2025/pdf/20250120_01.pdf |