住友化学工業

CHEMNET TOKYO

2025年01月24日
ポリスチレン 24年の生産548千トン 97%
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:日本スチレン工業会

 日本スチレン工業会は24日、24年12月および1~12月の生産出荷実績を発表した。
PSの24年の生産累計は548.5千トン(前年比97%)、SMの生産は1,296.6千トン(91%)で、ともに前年を下回った。

■PS(ポリスチレン)
 12月の生産は41.2千トンで、前月比80%、前年同月比86%だった。
 24年の年間生産量は548.5千トンで前年比97%にとどまった。輸出は同99%の33.3千トンだった。内需を用途別にみると、各用途とも前年比マイナスだった。とくに雑貨・産業用途の落ち込みが目立った。また輸入品の増加も内需に響いた。中国経済の不振で行き場を失った樹脂がアジア各国から日本に入ってきたとみられる。
 
■SM(スチレンモノマー)
 12月の生産は132.3千トンで前月比21%、前年同月比3%の増加となった。
 24年のトータル生産量は1,296.7千トンで前年比▲9%だった。
 主力のPS向けは527.8千トンで前月比▲3%だった。ABS向けは195.1千トンで横ばい、不飽和ポリエステル向けが26.7千トン(▲22%)と振るわなかった。ABS樹脂向け以外は全用途とも前年比マイナスになった。とくに不飽和ポリエステル向けの低迷が響いた。
  
ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1737702805.pdf





トップページ | インタビュー | 取材ノートから |
資料室 | リンク一覧 | 会員サービスお申し込み

Copyright(C)1999- CHEMNET TOKYOCo.,Ltd