ケムネット東京　三井化学、DNAチップ研究所を完全子会社化　

2025年02月05日

三井化学、DNAチップ研究所を完全子会社化

【カテゴリー】：経営
【関連企業・団体】：三井化学

　三井化学は4日、株式会社 DNAチップ研究所（本社：神奈川県川崎市、的場亮社長）の普通株式を公開買付けによって取得すると発表した。
　買付価格は普通株式1株あたり1,100円とし、買付数下限を311万9000株（所有割合：46.14％）に置く。買付金額は約64億円の見込み。
　DNAチップ研究所は2023年1月に肺がんコンパクトパネル（4遺伝子）、翌24年2月には肺がんコンパクトパネル（7遺伝子）を発売し、高い検出感度等の特徴から順調に販売を拡大してきた。今後、三井化学グループの経営資源やネットワークを活用し、国内における新規顧客開拓の加速やグローバル展開を通じて肺がんコンパクトパネルのさらなる拡大を図る。また両社は、肺がん以外の新たな疾患を対象とした遺伝子パネル診断の検査手法についても共同で開発を進めており、今後さらなる開発の加速とパイプラインの拡充をはかっていく方針だ。