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2025年02月05日 |
三菱ケミのバイオエンプラ、第一三共が包装に採用 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:三菱ケミカルグループ |
三菱ケミカルグループは5日、同社の植物由来バイオエンジニアリングプラスチック「DURABIO(デュラビオ)」 が、第一三共の注射剤バイアルの破瓶防止包装(カップ)に採用されたと発表した。2024年11月から本包装品の出荷が開始された。同樹脂の医薬品包装材料採用は初めて。 DURABIOは、再生可能な植物由来原料「イソソルバイド」を用いて作られるバイオエンジニアリング樹脂で、枯渇資源である石油の消費量を削減できるうえ、原料となる植物が成長過程で二酸化炭素を吸収するため、温室効果ガスの低減にも貢献する。耐衝撃性、耐傷付き性、透明性、発色性に優れ、自動車をはじめとしたモビリティの内外装部品、光学・電子デバイス部材、日用雑貨など幅広い分野へ展開が進んでいる。 第一三共は、使用実態に即した適正包装の推進やプラスチック使用量の削減などの環境負荷低減に取り組んでいる。DURABIOが植物由来でありながら透明性や耐衝撃性などに優れた特性を持つことが評価され、今回の採用となった。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1738729660.pdf |