2025年02月20日
1月のエチレン生産46万5600トン 前年比▲2.3%
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:石油化学工業協会

 石油化学工業協会は20日、25年1月のエチレン生産量は前年比▲2.3%( ▲11,100トン )の465,600トンだったと発表した。定修プラントはなし。プラントの実質稼働率は80.6%(前年同月80.3%)で、前月の78.6%から2.0ポイント上昇した。
 オレフィンの供給が低位で推移する中、誘導品の生産では合成樹脂に増産となる品目が出始めている。

 主な石油化学製品の生産量を前年同月と比較すると、18品目のうちプラスとなったのは、LDPE、HDPE、PS、VCM、合成ゴムBR、トルエンの6品目で、あとのPP、SM、PVC、MMAモノマー、EO、EG、合成ゴムSBR、芳香族BTXの計11品目はマイナスとなった。
 
 同協会では「国内の消費マインドにはなお足踏みの傾向がみられる。生産活動については1月の予測では輸送機械を中心に増加が見込まれていたが、やや力強さを欠いている。汎用樹脂の出荷は年末年始休暇に伴う稼働日の減少で4樹脂とも前月比マイナスとなった。分野別出荷状況をみるとHDPEの中空成形分野、PPの射出成形分野がプラスとなった。PSでは雑貨・産業用、FS分野向けがプラスとなった。
 
ニュースリリース参照(1月の実績)
▽主要18品目
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1740029440.pdf

▽4樹脂生産・出荷・在庫
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1740029440.pdf

▽MMA生産・出荷・在庫
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file3_1740029440.pdf