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2025年02月21日 |
塩野義薬、韓国でグラム陰性菌感染症薬 承認取得 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:塩野義製薬 |
塩野義製薬は21日、グラム陰性菌感染症治療薬「Fetroja」(一般名:注射用セフィデロコルトシル酸塩硫酸塩水和物)について、韓国の提携先であるJEIL社(本社:韓国 ソウル)が、韓国当局から新薬承認を取得したと発表した。 フェトロージャは、塩野義製薬が創製したグラム陰性菌感染症治療薬で、多剤耐性菌を含むグラム陰性菌の外膜を効果的に通過して抗菌活性を発揮する。韓国ではこれまでに実施した3つのグローバル臨床試験(複雑性尿路感染症患者を対象とした第2相試験、カルバペネム耐性グラム陰性菌感染症患者を対象とした第3相試験、院内肺炎患者を対象とした第3相試験)の結果に基づいて承認された。 薬剤耐性(Antimicrobial resistance:AMR)、つまり抗菌薬に対する細菌の耐性獲得は、人類が直面する世界的な公衆衛生上の脅威のひとつで、緊急に対処が必要な世界規模の重要課題となっている。AMRは「サイレントパンデミック」と呼ばれ、対策を講じなければ2050年までに年間1,000万人以上が命を落とすと予測されている。その一方で使用可能な治療薬は限られており、アンメットメディカルニーズが高い疾患の一つとされている。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1740112678.pdf |