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2025年02月25日 |
東北大、3Dプリンターで炭素繊維とチタン合金 直接接合 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:東北大学 |
航空宇宙産業や自動車産業を中心に、環境負荷の低減や生産効率の向上を目的としてアディティブマニュファクチャリング(AM)の活用が進んでいるが、その中で構造部材の軽量化を実現しAMの付加価値を高めるに、3D積層造形技術を利用した炭素繊維強化プラスチック(CFRP)と金属とのマルチマテリアル化が重要な課題となっている。 東北大学大学院工学研究科の白須圭一准教授らの研究グループは、従来必要とされていた接着層を要さず、3Dプリンタの印刷ベッドに搭載したホットプレートを活用することで、熱融着による金属基板とCFRPの強固な直接接合を実現したと発表した。 同技術により、接着剤を使用せずに強固な接合が可能となり、製造コストの削減や環境負荷の低減が期待できる。 同研究成果は、NEDOの「データ科学を活用したマルチマテリアル・アディティブマニュファクチャリング技術開発」によって得られた。2月5日付の専門誌「Advanced Engineering Materials」に掲載された。 ニュースリリース参照 https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2025/02/press20250221-02-3d.html |