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2025年03月07日 |
京大、ヤドカリに寄生する甲殻類の新種発見 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:京都大学 |
京都大学フィールド科学教育研究センターの下村通誉教授らの研究グループは6日、、奄美大島付近の水深163~167 mで得られたヤッコヤドカリの腹部から寄生性等脚類ヤドカリノハラヤドリ亜科(Athelginae)の1種を発見し、精査した結果、、Falsanathelges属の新種であることが分かったと発表した。 同教授らは「ヤッコヤドカリノハラヤドリFalsanathelges grandiceps」と命名し、新種として報告した。 本種は頭部が体と比べ非常に大きいことから、ラテン語で「大きい」を意味する「grandi」と「頭」を意味する「ceps」を組み合わせてFalsanathelges grandicepsと命名した。和名は宿主のヤッコヤドカリの腹部に宿ることに由来する。 日本産ヤドカリノハラヤドリ亜科はこれまで3属4種が報告されている。日本産ヤドカリノハラヤドリ亜科の新種記載は75年ぶり、本属は日本から初めて発見された。 本研究成果は2025年2月27日に、国際学術誌「Zootaxa」にオンライン掲載された。 ニュースリリース参照 https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research-news/2025-03-06-1 |