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2025年03月10日 |
東レ、心電図検査サービス多機関観察研究開始 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:東レ |
東レは10日、日本大学医学部板橋病院の奥村恭男教授(循環器内科)を研究代表者として、心電図検査サービスの有用性評価についての多機関観察研究を開始したと発表した。 不整脈のひとつである心房細動は、年齢とともに有病率が増加することから、超高齢化社会の日本では今後さらに患者が増加すると予測されている。心房細動を有すると、脳卒中や心不全を発症するリスクが高まることが知られており、長時間の心電図を記録することにより心房細動を検知する取り組みが広がっている。 東レはこれまでにも繊維技術を活用した皮膚に優しいドライ電極を備えた着衣型の心電用電極を開発してきた。この心電用電極を用いたウェアラブル心電図測定システムは着用時に粘着剤が不要で、受診者自身が着用するのみで心電図記録のための適切な位置決めが可能となる。また着衣型心電計は、発作性心房細動の診断の際に使用が薦められている心電計の一つ。日本循環器学会と日本不整脈心電学会合同ガイドラインでは、観察時間が長いほど検出率が高くなることが記載されている。 今回の研究では、日大板橋病院ほか複数の医療機関の通常診療の中で医師が必要と判断した患者を対象に心電図検査を実施し、心電図記録を評価することで、日常生活の中に心電図検査サービスを利用することの有用性を検討する。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1741586656.pdf |