住友化学工業

CHEMNET TOKYO

2025年03月11日
東レ、ナノ積層フィルムをウインドウ向けに展開
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:東レ

 東レは11日、高い透明性と遮熱性を備えたナノ積層フィルム「PICASUS(ピカサス)IR」について、ウインドウフィルム向けに本格展開を開始したと発表した

 省エネルギー化や夏場の気温上昇を背景に、遮熱性に優れたウインドウフィルムの需要が高まっている。中でも、建築物の美観や室内からの景観を損なわない、また自動車の場合は視認性の確保などから、遮熱性に優れ、透明性の高いウインドウフィルムへのニーズが高い。

 東レは、独自のナノスケールの厚みのポリマー層を数百~千層重ねることのできるナノ積層技術を深化させることで、透明性と遮熱性に優れたナノ積層フィルムPICASUS IRを創出し、自動車のフロントガラスやサンルーフ向けに市場展開してきた。

 今回、この技術を生かし、建築物や自動車の窓に後から貼り付けるウインドウフィルム向けに業界標準の50μm厚のスタンダードタイプの販売を開始した。市販の遮熱ウインドウフィルムとしては最高レベルの透明性と遮熱性を有している。さらに、各ポリマー層間の密着力が良好なため、施工時のリワーク性に優れるなどの特徴も有している。今後は透明性はそのままに、遮熱性を従来比さらに40%向上させた高遮熱タイプ製品もラインナップに加えていく予定だ。

ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1741672496.pdf





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