| 2025年03月17日 |
| 三菱ケミ、月面探査車に提供の4製品発表 |
| 【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:三菱ケミカルグループ |
三菱ケミカルグループは17日、同社の航空宇宙用途部材を使った月面探査車YAOKI(ヤオキ)が、3月7日(日本時間)未明に月面に到着し、月面での撮影、地球への画像データ送信に成功したとして、使用された素材に関して発表した。 YAOKIは、ロボット・宇宙開発ベンチャーのダイモン社が開発、三菱ケミカルグループも参画する民間プロジェクトとして、日本初の月面で稼働した月面探査車となった。 YAOKIには、同社グループの「技術をつなげて」生み出した、高剛性・軽量の航空宇宙用途部 材である4つの製品・技術が使われている。同社グループがこれまでの経験や技術を結集して、軽量化と耐衝撃性能向上を両立させた。 【 4つの製品・技術と 三菱ケミカルグループは17日、同社の航空宇宙用途部材を使った月面探査車YAOKI(ヤオキ)が、3月7日(日本時間)未明に月面に到着し、月面での撮影、地球への画像データ送信に成功したとして、使用された素材に関して発表した。 YAOKIは、ロボット・宇宙開発ベンチャーのダイモン社が開発、三菱ケミカルグループも参画する民間プロジェクトとして、日本初の月面で稼働した月面探査車となった。 YAOKIには、同社グループの「技術をつなげて」生み出した、高剛性・軽量の航空宇宙用途部 材である4つの製品・技術が使われている。同社グループがこれまでの経験や技術を結集して、軽量化と耐衝撃性能向上を両立させた。 【 4つの製品・技術と特長 】 ◇スライダーの構造設計/コンプライアントメカニズム=スーパーエンプラによる複雑な構造物を一体成形する技術。 ◇本体・デプロイヤー(ケース):シアネートエステル樹脂製CFRP(炭素繊維強化プラスチック)=本体の素材をアルミから樹脂に切り替えることで、月面の厳しい温度環境に耐え、耐衝撃安全率を5倍に高めた。30%の軽量化にも成功した。 ◇タイヤ :PAI(スーパーエンプラ/ポリアミドイミド)=ポリイミド樹脂を押出/圧縮成形した素材を用いた。連続使用温度が250℃のスーパーエンプラで、耐寒衝撃性や耐摩耗性、衝撃温度に優れ、落下時の衝撃に耐えられる。 ◇レンズ :レゴリス付着抑制コーティング剤=月を覆う砂「レゴリス」がレンズに付くのを防ぐコーティング剤。約50ミクロンの細かく尖った粒子で、走行中に巻き上がったレゴリスがレンズに付着するのを防ぐことができる。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1742187016.pdf |