2025年03月25日
AGCとオリックスG、窓ガラスを水平リサイクル
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:AGC

 AGCは25日、オリックス(東京都港区、髙橋英丈社長)およびオリックス環境(東京都港区、山下英峰社長)の両社と、集合住宅などの改修工事で発生する廃棄窓ガラスの処理について、国内初となる水平リサイクル事業スキームを構築したと発表した。
 水平リサイクルとは、使用済み製品を原料として再び同じ種類の製品を製造する取り組みのことで、廃棄物の削減や資源量の節約につながる。今回の協業では、廃棄物処理事業者のオリックス環境がまず廃棄窓ガラスの回収とサッシの分離までを行い、リサイクル事業者のTREガラス(東京都江東区)がカレット(ガラス端材)の精製と品質確認を実施する。最後にAGCがこのカレットを用いて新たな建築用板ガラスを製造する。
 各社がそれぞれの強みを生かすことで、経済的に持続可能な水平リサイクルの運用体制を構築する。これらの構想や全体のマネジメントはオリックスが担う計画だ。

ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1742878786.pdf