| 2025年04月02日 |
| 住友化学、米国に医療用オリゴ核酸事業拠点 設置 |
| 【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:住友化学 |
住友化学は2日、米国マサチューセッツ州マールボロに、医療用オリゴ核酸CDMO事業のCRO(受託製造)拠点となる新会社、Sumitomo Chemical Advanced Medical Solutions America LLC(SC-AMSA)を1日付で設立したと発表した。今年8月をめどに顧客向けサンプル提供を開始する予定だ。 同社は、2013年に核酸医薬原薬の受託製造事業を開始し、近年はゲノム編集治療に必要なgRNAと呼ばれる長鎖核酸の量産化に取り組んでいる。従来の核酸医薬原薬の数倍、約100mer(核酸分子の個数を表す単位)の鎖長を持つgRNAを、約90%の高純度かつ高収率で量産する技術を世界で初めて確立し、大分工場に製造プラントを新設するとともに、2024年度には複数の顧客向けに出荷を開始した。 米国マサチューセッツ州ボストンにはgRNAを必要とする創薬ベンチャーが集中している。 住友化学は、ボストン近郊のマールボロに立地する新会社からgRNAのサンプルを提供する。これにより、顧客ニーズにスピーデイに対応していく方針だ。 【 米国新会社の概要 】 ◇会社名 :Sumitomo Chemical Advanced Medical Solutions America LLC (略称:SC-AMSA) ◇所在地 : 米国マサチューセッツ州マールボロ ◇設立年月: 2025年4月1日 ◇社長 :今田 克之 ◇事業内容: 医療用オリゴ核酸CDMO事業の営業およびサンプル製造 ◇持分比率 :住友化学99%、住友化学アメリカ1% ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1743561128.pdf |