2025年04月07日

ゼオン子会社、災害時対応アルミ製「緊急仮設橋」開発

【カテゴリー】：行政/団体 【関連企業・団体】：日本ゼオン

日本ゼオン子会社のゼオンノース（本社：富山県高岡市、松崎肇社長）は7日、独自の溶接技術を活かした、アルミニウム製「緊急仮設橋」を開発したと試作品を発表した。 　アルミの軽量さや耐久性を活かした緊急仮設橋で、被災地に中型トラック（4トン車）で輸送し、4トン車両積載型トラッククレーンと人の力だけで短時間に架設できる。大型重機が入れないような災害現場にいち早く到着し、交通網寸断などの事態に貢献できる。 　ゼオンノースは1972年、日本ゼオンのグループ企業として富山県高岡市に設立された。現在は全国規模で幅広い事業展開を実施している。特に近年は、ゼオンノースが三者共同で開発したレーザアークハイブリッド溶接技術によって、熱伝導性の高いアルミでは難しかった厚板の溶接が可能になり、その技術を活かした大型アルミ構造物の設計・製作・施工事業に注力している。 【アルミ製緊急仮設橋の主な仕様】 ▽サイズ：全長25m 全幅2.4m ▽重量： 約6,200 kg ▽特長： （1）橋は5分割にて中型トラック（4トン車）で輸送可能 （2）4トン車輛積載型トラッククレーンと人力だけで、被災地への架設が可能 （3）5トンまでの車両が通行可能な設計（救急車が通行可能）など ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1744001537.pdf