住友化学工業

CHEMNET TOKYO

2025年04月11日
綜研化学、生分解バイオ樹脂を吸水シート化
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:なし

 綜研化学(本社:東京都豊島区、冨田幸二社長)は11日、EF Polymer社( 本社:沖縄県 )との共同開発により、生分解性バイオマスポリマーの吸水シート化に成功したと発表した。
 超吸水性ポリマーは一般的に石油由来原料を使用しており、製造過程でのCO2排出や使用後の難分解性が環境負荷の原因となっている。一方、EF Polymerは、果物の不可食部分を超吸水ポリマーにアップサイクルする独自の技術を有しており、今回のシート製品開発につながった。
 同社は、この技術と自社のポリマー設計・加工技術を組み合わせ、サステナブルな材料のオープンイノベーションに取り組んできた。果物の不可食部分をアップサイクルした吸水性ポリマーを原料にサステナブルなシートを作成した。製造工程に環境負荷の原因となるような有機溶媒を用いず、100%バイオマス由来の製品。
 主な用途として農業分野をはじめ、美容・ヘルスケア、衛生、食品包装、建材分野などへの展開が期待できる。

<用語の解説>
◆アップサイクルとは :本来廃棄されるはずの製品に新たな価値を与えて再生すること。
 
ニュースリリース参照
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1744349425.pdf





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