2025年04月14日
帝人のバイオ樹脂、シグマがカメラ用に採用
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:帝人

 帝人は14日、同社のバイオマス由来のポリカーボネート樹脂(PC樹脂)が、カメラの交換用レンズなどを製造販売するシグマ社(本社:川崎市、山本和人社長)に採用されたと発表した。樹脂は交換レンズの鏡筒の一部に使用される。
 
 鏡筒とは、カメラ用交換レンズの筐体の中で、カメラレンズを支持し、焦点の調節や外光の遮断を担う筒状の部品のこと。バイオマスPC樹脂を用いたカメラ用交換レンズは、今年度上半期中に販売開始予定だ。

 シグマは、1961年創業の光学機器メーカーで、カメラ用レンズの中堅。神奈川県の本社および福島県会津若松市に製造拠点を持っている。世界85 カ国以上の国・地域で販売展開しており、製品に用いる素材の選定から開発・設計・製造工程に至るまで環境負荷の低減に配慮した技術を採用するなど、 脱炭素社会の実現に向けた取り組みを進めている。今回、カメラ用交換レンズの鏡筒の一部にバイオマスPC樹脂を採用した。
 
ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1744607047.pdf