住友化学工業

CHEMNET TOKYO

2025年04月16日
三菱ケミ、万博日本政府館にバイオ樹脂製スツール
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:三菱ケミカル

 三菱ケミカルは16日、開催中の大阪・関西万博の日本政府館に設置された「藻類スツール」のベース素材に、植物由来のバイオエンプラ「DURABIO( デュラビオ )」が採用されたと発表した。DURABIOに藻類を混錬した素材が使用された。グラデーションカラーと意匠性の高いデザインのスツールに仕上げられ、会場でも好評だ。

 「DURABIO」は、植物由来のイソソルバイドが主原料のバイオエンジニアリングプラスチックで、従来のポリカーボネート樹脂と比較して、高い透明性や光学特性を有している。植物由来でありながら、耐久性や耐候性にも優れている。3Dプリンタとの親和性も高く、3Dプリンタ用の素材としての採用実績も増えている。

 なお、万博会場に設置されたスツールは、慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュート(KGRI)環デザイン&デジタルマニュファクチャリング創造センターの田中浩也センター長が基本設計を担った。期間中日本政府館に約50脚程度設置される。
 
ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1744776415.pdf





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