住友化学工業

CHEMNET TOKYO

2025年04月17日
24年度のエチレン生産量497万トン、5.7%減、石化協
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:石油化学工業協会

 石油化学工業協会は17日、3月のエチレン生産量は44万6,400トンで、前年比10.1%の増加になったと発表した。定修プラントはなく稼働プラントの実質稼働率は75.2%だった。この結果、令和6年度のエチレン生産量は4,970.5千トン(前年度比▲5.7%)となった。

 主な石化製品(18品目)の3月の生産量を前年と比較すると、プラスとなったのはエチレンを含めてHDPE、EO、EG、アセトアルデヒド、SBR、ベンゼンの7品目、あとの11品目はマイナスだった。
 
 消費マインドとしては、前月に比べて暮らし向きや収入面、雇用環境に下押しの動きが続いており、足踏み状態となっている。国内の生産活動は前月の2月に生産用機械、電子部品等に上昇が見られた。3月の予測でも石油製品、生産用機械を中心に増加が見込まれている。

 汎用樹脂(4樹脂)の出荷はいずれも前月比プラス、前年比ではPSを除きプラスとなった。輸出は、米国の関税措置の動向に伴う不透明感や、中国市場に対する様子見の動きが続いている。前月比では年度末要因もあり4樹脂とも増加した。在庫水準は全体的にやや高め傾向となっている。

主要18品目
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1744860125.pdf

4樹脂
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1744860125.pdf

MMA
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file3_1744860125.pdf





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