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2025年04月24日 |
東北大、植物の葉のケイ素濃度と力学特性新研究 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:東北大学 |
東北大学大学院 生命科学研究科の梶野浩史特任研究員は23日、様々な樹木の葉のケイ素濃度と力学特性を評価したところ、ケイ素は葉の硬さには貢献するが強度には貢献しないこと、また、ケイ素濃度の高い葉はより小さな変形で壊れる(脆い)ことがわかったと発表した。今回研究で、ケイ素が葉を脆くすることを発見した。ほとんどの植物が葉の支持にケイ素を利用しない理由の解明につながると期待される。 梶野研究員らは、落葉広葉樹33種の葉の力学特性と化学特性を比較し、「ケイ素濃度の高い葉は硬いが脆い」という新たな仮説を検証した。葉の脆さがケイ素利用のデメリットになることを示唆した今回研究は、植物の葉のケイ素濃度の多様性を理解するための手がかりになると期待される。 同成果は4月10日に植物学の専門誌「New Phytologist」にオンライン掲載された。 ニュースリリース参照 https://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv-press20250423_01_silicon.pdf |