| 2025年04月25日 |
| NEDO、高効率「もみ殻バイオ炭製造装置」実証へ |
| 【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:NEDO |
NEDOは24日、ヤンマーエネルギーシステム(大阪市北区、山下宏治社長)と、ぎふ農業協同組合(岐阜市司町=JAぎふ)がNEDOプロジェクト「グリーンイノベーション基金事業/食料・農林水産業のCO2等削減・吸収技術の開発」の第1号機「高効率もみ殻バイオ炭製造装置」の実験機を岐阜市のJAぎふ方県カントリーエレベーターに設置し、「高機能バイオ炭」のベースとなるバイオ炭の製造実証を開始すると発表した。 バイオ炭とは、IPCCガイドラインにより「燃焼しない水準に管理された酸素濃度の下、350℃超の温度でバイオマスを加熱して作られる固形物」と定義された炭のことで、土壌への炭素貯留効果が認められている。また、カントリーエレベーターとは、穀物を生産する多数の農家が共同で利用する大規模施設のことで、穀物の乾燥・貯蔵・調製・出荷作業を行う。 高効率もみ殻バイオ炭製造装置の研究開発に推進によって今後、バイオ炭の製造コストの大幅低減が期待できる。製造されたバイオ炭は、全国50地区以上で実施する栽培試験に活用していく予定だ。 ■実証試験の概要 ▽実証期間 :2025年4月24日~31年3月31日(6年間) ▽実証場所 :JAぎふ方県カントリーエレベーター( 岐阜県岐阜市安食6丁目 ) ▽高機能バイオ炭コンソーシアム」メンバー :ぐるなび、片倉コープアグリ、全国農業協同組合連合会、農業・食品産業技術総合研究機構( 農研機構 )、ヤンマーエネルギーシステム |