| 2025年05月13日 |
| 積化成、長時間貼付可能な新規ゲル素材開発 |
| 【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:積水化成品 |
積水化成品は、高機能ゲル素材「テクノゲル」のラインアップとして、肌に優しいハイドロゲルの各種グレードを追加したと発表した。 水や保湿剤などの溶媒や電解質を内部に保持し、導電性にも優れることから、医療用の心電図電極やヘルスケア用の低周波治療器用パッドなど、測定部と皮膚とのインターフェイスとして広く使用できる。だが、ハイドロゲルは水分の影響を受けやすいため、近年ニーズが高まっている発汗を伴う運動・入浴時のセンシングや、長時間のリアルタイムセンシングなど、さまざまな環境下での連続貼付に対応できる新しいゲル素材が求められていた。 新開発した「 テクノゲル ORグレード」は、水を含まないオルガノゲルで、湿潤条件においても皮膚粘着力を維持し、長時間の連続貼付が可能。 ISO規格に基づく生体適合性評価の基準も満たしており、安全性も確認済み。さらに、導電性を有するハイドロゲルとの複合技術を開発、生体センシング用の電極部材としても使用できる。これにより安全で信頼性の高い生体信号の長時間モニタリングを実現した。販売計画は2030年度10億円。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1747100887.pdf |