| 2025年05月13日 |
| 住化、韓国の半導体ケミカル事業強さらに強化へ |
| 【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:住友化学 |
住友化学は、100%子会社である韓国の東友ファインケムの益山研究所(益山市)において、半導体用ケミカルの品質向上と最先端製品の開発加速を目的に、先端素材用クリーンルームの新設およびプロセス検証ラインの拡充に向けた体制整備投資を行うと発表した。2026年度以降に順次稼働を開始する予定だ。 新たな設備投資により (1)先端素材用クリーンルームの新設およびプロセス検証ラインの拡充により、半導体用ケミカルの品質向上と最先端製品の開発加速を実現する。 (2)高純度ケミカルで世界トップクラスのポジションを強化し、機能性ケミカルでラインアップを拡充。2030年には、各分野で売上収益2024年度比2倍を目指す、のが狙い。 先端半導体市場は、構造が複雑化する中で、高度なプロセス洗浄に対応する高純度ケミカルや、半導体の高性能化に対応する機能性ケミカルの新たなニーズが生まれつつある。このため住化グループは、今回の体制整備をてこに、先端半導体の超微細化に対応する超高純度ケミカルや先端プロセス・後工程材料の新たなニーズに対応する機能性ケミカル(選択エッチャント、先端フォトレジスト用シンナー、工程内クリーナーなど)の開発を加速させる。 東友ファインケムは、住友化学グループのICT関連事業における中核子会社として、東アジアや米国を中心に積極的な事業展開を実施中。1991年の創業以来、ICT大手企業との強固なパートナーシップを基盤に、半導体関連材料およびディスプレイ材料分野で高い評価を得てきた。特に半導体用ケミカル事業では、超高純度化技術や高度な分析技術に基づく品質保証体制と柔軟な供給体制を構築し、先端半導体メーカーから高い評価を得ており、グローバルリーディングカンパニーとしての地位を確立中だ。2030年には各分野で売上収益を2024年度比で2倍にすることを目指している。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1747103870.pdf |