2025年05月23日
デンカ、九州プラスチックのPE管新工場 稼働入り
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:デンカ

 デンカのグループ会社である九州プラスチック工業( 本社:熊本県玉名市、四條修社長 )は、ポリエチレン製排水管「トヨドレン」の製造設備移設と増強を行うため、玉名市三ツ川産業団地に新工場を建設していたが、このほど完成し、23日に竣工した。総工費約23億円を投じ、22年10月から工事に着手していた。
 ポリエチレン製排水管は、このところ各種インフラ整備に不可欠な集排水用資材として需要が拡大しており、今後も国土強靭化に伴う治水工事や災害復興、防災・減災対策など、社会資本整備に貢献する製品として引き続き伸長が見込まれている。
 「トヨドレン」は1967年の販売開始と歴史が古く、九州プラスチックのほか、千葉(市原市)、美唄市(北海道)に工場をもち、業界ではトップクラスのシェアを有している。
 今回の工場竣工により生産能力は約6割、在庫能力は約8割増強した。デンカは引き続き供給体制の安定化を図っていく方針だ。

【九州プラスチック工業㈱新工場の概要】
(1)所在地  : 熊本県玉名市三ツ川字野中276-4 玉名市三ツ川産業団地内
(2)投資金額 : 約23億円
(3)着工・稼働 : 着工2022年10月、稼働2025年6月
(4)建屋概要 : 延床面積5,300㎡ (鉄骨構造 2階建)

ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1747974784.pdf